2008.12.12
実体経済の悪化本格化
みなさま、ご無沙汰しております。
最近、出張が多くあちこちに行っておりました。
生まれた初めて群馬県にも行ってきました。
群馬県は関西人からすれば、失礼ながら極めて印象の薄い県であり、唯一桐生第一高校がある県で有名かなという感じです。(滋賀県人が偉そうなことは言えませんが・・・)
驚いたのは、車で走っていてどこまで行っても景色があまり変わらないことです。そして、3階建以上の建物がなかなか見当たらないことです。
田んぼが多く、やたらと看板が多い。地元の方にお話しを聞いても名産といえばダルマぐらいかと言われました。何か用事がないと誰も来ませんとおっしゃってた通り、ひょっとしてこれが人生でラストオブ群馬になる可能性があると思って、一生懸命に街並みを見てしまいました。
さて、11月からバタバタと出張でいろんなところへお邪魔しては景気を聞いていますが、11月は本当にひどい状況です。野村証券の担当者と話してますと、9月までがサブプライム危機、9月〜11月までが金融危機、12月〜が実体経済の危機と言ってました。まさにその通りだと思います。サブプライム、金融危機は一応米国の金融安定化法でケリがついたように思います。
そしていよいよ実体経済への影響が本格化してきました。ただ、3月決算で言えば今年の中間決算までは皆さん良い決算だった会社様が多いですので、通期で見てもまだ何とか取り繕うことができますが、来年は最初から低水準でのスタートとなりますから、明らかに厳しい予想となります。トヨタでは交際費を0にするよう指示が出ているとも聞きますし、支出の切り詰めが一層厳しくなると予想されます。
これに伴い、2009年は倒産企業や失業者が一気に増加し、税収不足から国や地方の財政にも大きな影響が出るでしょう。政府としては、金利はこれ以上下げられませんから、景気対策としては公共投資として財政支出を増やすほかないのでしょうか???
これでも世界的には日本が一番強い国であるとして、円高が進行し続けています。日本でこれなのだから諸外国は相当ひどいんだろうなと、悲観し続ける毎日であります。。。
そういえば、今日の夕刊で、『麻生内閣、週明けにも退陣か』と書かれていたような・・・