2008.11.03

独立1周年とエアーズ設立の決意

みなさん、こんばんわ。
11月1日で、私があずさ監査法人を卒業して独立してから、1年が経ちました。この1年、私を支えてくださった方々には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今回は、独立1周年ということに加え、エアーズを今のメンバーで設立することになった経緯を簡単に御説明したいと思います。
思えば、両親が電気屋の私にとっては、何の身寄りもない独立スタートでした。しかも、退職前に会計士協会のレビューを受けることになり、独立の準備が全くできない状態でした。10月末退職で最終日の深夜まで作業をしていたことを覚えています。子供も1歳になったばかりで、どうなることやら不安だらけでした。
とにかく、ご飯を食べる必要がありますから、当初の3〜4ヵ月は、がむしゃらに仕事をもらって働きました。徹夜作業になることもしばしばで、それでも気が張っていたので、どうってことはありませんでした。
年が明けて、1月後半あたりで気分転換にある本を読みました。司法書士の先生の本でしたが、その本を読んで、一人の個人事務所で仕事をすることの限界をすぐに感じました。最高の組織を作ろう!すぐにそう思いました。
そう思った次の日に、さっそくあずさ監査法人時代に同じ部門だった田窪氏(弊社役員)に電話をしました。別件のデューデリの仕事の件もあったのですが、一緒に会社をしませんか?と誘いました。うれしかったのは、「ぜひ、やりましょう!」と即答してくれたことです。彼はあずさ監査法人で最後はIPO部門に所属し、3年ほど前に独立してからはベトナムを中心とした海外に非常に熱心で、私とは得意分野が全く異なります。
『得意分野を異にした一流のプロ集団』を作って、『日本の会社を強くしたい』。これが私の考えでしたから、田窪氏のような人間はタッグを組んでやってみたい代表格でした。
その数日後、田窪氏と京都駅上のグランヴィア京都最上階にあるバーで飲むことにしましたが、その際に、ぜひ一緒に組んで仕事をしてみたいと思っていた船戸氏(弊社役員)に電話をして、ぜひお話を聞いてほしいと説得し、夜遅くに京都まで来ていただきました。船戸氏はもともと私の会計士の専門学校時代の簿記の講師であり、私が師匠と崇めていた方です。彼は試験合格後1年間TACという専門学校で講師を務め、その後監査法人トーマツに就職。今から約7年前に退職して独立し、公会計(基準モデル)を作ったメンバーです。直近3年はエディオンの経営企画室長を歴任し、昨年12月末で退職。再び大阪の会計の世界に戻ってきておられました。数か月で会計士の2次試験に合格した逸材でぜひ、今後も色んなことを吸収したいと思っていました。
びっくりしたのは、田窪氏と船戸氏が同じ年で、しかも二人とも京大で、かつて一度一緒に酒を飲んだことがあるということでした。これって、運命?なんて勝手に思っていましたが、男同士で運命っていうのも気持ち悪いので特に口にしませんでした。
この飲み会で船戸氏が気に入ってくださったのが、作ろうとしている組織が『得意分野を異にした一流のプロ集団』にしたいという点でした。会計士が会社を作る際によくある話で、たとえばM&Aが得意な3人が集まって会社を設立する、という類です。私は、得意な人は一人いれば十分で、同じ人は3人いらないと思っています。異なる得意分野の人間が集まって議論すれば、仕事の幅は何倍にも広がると思っていたからです。船戸氏にはその点を気に入っていただき、一緒に会社を設立するメンバーに加わっていただくことができました。
私の『得意分野を異にした一流のプロ集団』を作りたいという思いは、会計士のみに限りません。そんな時に、田窪氏からの推薦で司法書士の伊達氏(弊社役員)を御紹介いただきました。その時は知らなかったのですが、司法書士が通う学校があって、その首席だったそうです。伊達氏と話をしていて、そのおもしろさと頭の良さに即一緒にやりませんかとお願いしました。何でも淡路島出身で、8人兄弟の末っ子だとか。でも、実際には12人兄弟の末っ子だとか、なかなかおもしろい方でした。また、皆さんお会いする機会があれば、聞いてみてください。伊達さんもおもしろそうな会社だと趣旨に賛同してくださり、こうして役員4名で会社を設立する運びとなりました。
それからは、毎週設立会議&懇親会を重ね、4月1日に設立することができました。
設立までの詳しい経緯、7月までの開業準備など、次回に回したいと思います。


CONTACTお問い合わせ

PAGE TOP