2009.04.01
野球熱
皆さん、こんばんわ。
先週の日曜日、野球の合同練習をしました。
合同練習とは、他のチームと一緒に練習をすることです。我がチームはなぜか昨年秋に勝ち進み、今週日曜日に滋賀県の湖東スタジアムで開催される近畿大会に出場することになっています。その滋賀県代表の他のチームと合同で練習をしたというわけです。
練習メニューは完全に相手の監督さんに任せていたのですが、このところのWBCフィーバーのせいか、えらく気合いが入っていまして、高校野球時代以来ではないかというぐらい、ハードな練習メニューでした。午後2時〜5時半まで走り込み、ノック、フリーバッティング、ノックと、フルコースでした。後半、ほぼ全員が足がもつれていました。35歳でする練習ではありません。。。
そんな監督さんが出てくるほど、WBCは最高の盛り上がりでしたね。個人的にしびれたのは、イチローの決勝打となるヒットはもちろんですが、その前の岩村のバッティングに男を感じました。あれは、10回表1アウト2塁で岩村に打順が回ってきたと思います。通常であれば、右打ちを狙ってゴロでもランナーを次の塁へ進めるバッティングをするのが教科書通りです。当然、バッテリーはそれをさせまいと左バッターの外角に投げてきます。それでも無理やりライト方向へ打つことが多いですが、岩村はその場面でインコースの球をレフト前にヒットしました。
普通、インコースの球が来たらライト方向に打ちます。しかも、ランナーが2塁にいてライト方向へ打つべき場面です。
なぜ、レフトへ打ったか?
岩村はあの場面で、相手投手は絶対に外角に投げてくると予想していました。最初からレフト打ちを狙っていたのです。失敗してサードゴロやショートゴロ、レフトフライになっていれば、ランナーが進めず当然非難されているところです。しかし、岩村はそれよりも、外角に球が来ると読んで、ヒットの出る可能性の高い方に賭けた。
あの場面でその決断ができる勇気を讃えたいと思います。あまり取り上げてもらっていませんが、私はあのレフト前が、とても印象に残っていて、一気に岩村ファンになりました。
野球はいいです。大好きです。
なぜ、日本人は野球が大好きか???
それは、静と動がはっきりしていることが大きな要因ではないかと思っています。サッカーやバスケットは基本的にずっと動いていて、ずっと動な気がします。
もう一つ日本人が野球好きな理由は、平等さではないかと思うのです。自分もやっていて思うのですが、レギュラーで出ていれば全員に平等にバッティングする機会があり、全員がヒーローになる可能性があります。全員が注目される場を必ず持っているのです。例えばサッカーやラグビー、アメフトなど、フォワードとバックスに分かれ、得点を入れる立場にない選手はヒーローになりにくい。
全員がヒーローになる場を与えること、打ってダメなら守って返せ、守ってダメなら打って返せ、守りも打つのもダメなら元気で返せ!という精神。
チームプレーを考える際、会社組織というチームを考える際、重なる部分は多いと思っています。