2009.01.21
一流とは何ぞや?
よく言われますが、「一流」って何でしょうか?
楽天イーグルスの野村監督も良く「一流」って言う言葉を使われますが、
私は、「平凡に見せられる能力」だと思います。
これは、あらゆる場面に出てきます。
【例】
1.野球の場面
2流・・・ショートが横っ飛びでゴロをキャッチし一塁アウトをとる。
1流・・・ショートのゴロに対する反応が早く、横っ飛びせずに正面でゴロをとって一塁アウトをとる。
一見、見ている人にとっては、横っ飛びでアウトを捕った方がうまい人に見えますが、実は正面で捕って何なくアウトにしている人の方が守備範囲が広く、上手なんです。
2.会計監査の場面
会計処理の問題のいっぱいある会社に決算期末に監査に行く場合、
2流・・・会計上の問題をいっぱい発見して指摘し、上司に褒められる。
1流・・・事前に会社と綿密に打ち合わせし、監査時点では問題事項はすべて処理されているため、問題事項なしでさらっと監査を終える。
みなさん、はたしてどちらが良い会計士だと思いますか?
だから、私は一流とは、「平凡に見せられる能力」だと思うのです。
難しいことを簡単に見せられる人、ややこしい人と普通に接することのできる人、難しい専門的知識を簡単な言葉でわかりやすく説明できる人、過去の大変な経験をさらっと説明できる人、話す相手に応じてその人が喜ぶネタを供給できる引出しの多い人、その場に足りない人材(盛り上げる人、聞く人など)に自然になれる人、偉い方なのに普通に腰の低い人・・・
自分にはまだまだ先の長い話だと思っていますが、エアーズは、そういう難しい事を簡単にこなせる人(こなせるように努力する人)が集まる組織であると思っていますし、また、そういう人にはどんどん仲間になって欲しいと思います。
今日も、会社の研修会をやっておりまして、その後懇親会をしておりました。今日初めて参加していただいた、松井さん(平成20年10月末に監査法人トーマツを退社)と話をしていまして、改めてそう思いました。
松井さんは、公認会計士としてさまざまな経験をされてきたのはもちろんですが、趣味として楽団を組織されています。「宝塚アカデミー音楽団」と言いまして、2月22日(日)の13:00から伊丹市立文化会館いたみホールにて定期演奏会を開催されます。(ご興味のある方は、無料ですので是非ご参加ください。)
松井さんは公認会計士という業務をやりながら、指揮者として楽団を率いておられます。(10歳年下の奥様も楽団員だというのは非難されるべき点だと思いますし、その点で懇親会がえらい盛り上がりました・・・)
それほどの偉い方であり、私よりも年上であるにもかかわらず非常に腰の低い方で、ポリシーが明確な方でした。「一流」だな、と思いましたし、エアーズの「三方よし」の精神も非常によくご理解いただいておりました。
また、新しい仲間が増えたことを非常にうれしく思いますし、これからもがんばってやって行こうと新たにやる気のみなぎる懇親会となりました。