2009.01.16

冬将軍到来とスキー

今朝、今年はじめて地面に雪が積もりました。
私は、滋賀県の大津京という滋賀南部に住んでいるのですが、今朝の雪は結構な降り方でした。自宅を出て引き返し、傘を持って駅まで行ったのですが、大阪に着くと快晴・・・
今日も、お客さんのところで、『傘』ですかー?と不思議そうに質問されました。冬場はよくあることですが、おかげでよく傘をなくします。
しかし、毎年思うのですが初冠雪、特に今日みたいに比叡山が真っ白になっている姿を見ると、すごくきれいで、うれしくなります。昔からスキーにはよく行ってたのですが、スキーに行きたくなってウズウズします。あずさ監査法人時代は、8年間スキー旅行の幹事をしました。スキー初心者でも教えてあげるから、と言って人数をかき集め、現地でスパルタ教育をするのが好きでした。でも、必ず3日後には一人前に滑れるようになります。
スキーで大切なのは、恐怖心をいかになくすかです。怖いと腰が引けて体重が板の後ろにのり、板の前が浮くため余計にスピードが出て、また腰が引けての繰り返しです。こうなるとコケるしかありません。腰が引けるとダメなもう一つの理由は、スキーで曲がる時には板の金具の部分よりも後ろ側を左右に振って曲がるのですが、(板の前をひもで結んでも滑って行くことは可能です)、腰が引けることによって金具よりも後ろ側に体重が乗ってしまうと、その重みで板が左右に振れなくなります。つまり、曲がれなくなるのです。そうするとスピードが出る→腰が引ける→板の前が浮く・曲がれなくなる→スピードが出る→コケる。
でも、怖がらないで!って言ってもそんなのは無理です。怖いから怖いんです。短時間で怖くならない方法は?と考えた末、私が自分の経験則から導いた結論は、『急な斜面を滑る』ということです。
最初は、緩い斜面で半日基本を練習し、慣れてきたら急な斜面に連れて行きます。『こんなとこいきなり滑れへん!』と、多くの人の嘆きの声を聞きましたが、心を鬼にして『滑りなさい』と言います。当然、コケるしなかなか進まないし、付添うのも大変ですが、1時間かけて急な斜面を滑り終わると、最初に練習していた斜面が赤子のように簡単な斜面に見えるのです。これで、最初の斜面に対する恐怖心が全くなくなるというわけです。すると、腰が引けない、曲がれる、止まれるという風に、短時間で腰が引けないようになります。
仕事でも、そうかなと思う時もあります。
敢えてやったことのない厳しい場に身を置いて、必死に勉強すると、急激に伸びますよね。よく聞く話で、やったことのない仕事でも『できます!』と言ってから、一生懸命勉強するという話。これも、さっきのスキーの話と同じだと思います。
朝の雪を見て、スキーのことを思い出してみると、もっともっと厳しい場に身を置くことが必要ではないか?と自問する朝でした。


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