2009.11.25
彦根翔陽高校万歳!
みなさんこんばんは。
先週の金曜日に、高校時代の恩師の西嶋先生の勤務先である彦根翔陽高校に外部講師としてお伺いしてきました。高校3年生の生徒さん達に対し、午後2:25〜3:15までの50分間お話をさせていただきました。
この彦根翔陽高校は、非常に最先端な授業カリキュラムを採用されておりまして、生徒たちは全体の授業の半分ぐらい(年次が上がるほどその比率は高まる)は、まるで大学のように自分の好きな選択科目を選択して授業を受けています。つまり、朝のホームルームだけは一緒で、その後は一日顔を合わさない仲間がいっぱいいるような状態だそうです。そして、最後にまたホームルームをして授業終わり。へーーと、時代の差を感じました。
ちなみに私は、流通経営科目を選択している生徒達が対象でした。
話は、一応会社の分析等が中心の予定でしたが、実際は自分の生きてきて経験してこと(このブログの最初の方に記載していたような内容)、自分なりの哲学を話して、しっかり50分を超えてしまいました。
自分なりの哲学については、以下のレジュメを配布しました。
1.頭はみんな同じ!
→興味、やる気があるかないかだけの違い。(好きこそものの上手なれ)
→できません=やる気がありません
2.学校で評価される科目は人間(社会人)としての評価の3%ぐらい!
→人の気持ちをよむ、人づき合いを大切にする
→人間が好きですか?
3.楽しく生きたければ、進んで苦労しろ!
→人間の幅となる
4.やらずに後悔するなら、やって後悔しろ!
→とにかく一生懸命、手を抜くな
→今の気持ちは今しかない。だから今したいことは今するしかない。
5.出た結果は最善!
→人生山の尾根理論
6.計画は最も重要!
→計画なき成功、それをまぐれと呼ぶ
7.リーダーは夢作りの達人であれ
→正しいやり方(経営手法)なんてない。あるのは、目指す山の頂(夢)だけ。
8.唯一すべての人に平等なもの
→すべての人は1日24時間。これをどう使うかで、人生が決まる。
9.自分は、まだまだだと思っているうちは成長する。
→成功体験は捨て去る。ハングリー精神が成長の源。
→多額の報酬を受け取っているのに、早朝出勤・休みなしの社長。
10.恋はハリネズミ
最後は、ちょっと意味不明でしょうが、興味のある方はまたご質問ください。
一番眠い時間帯にもかかわらず、誰も寝ていなかったのは熱意が伝わったのでしょうか?本当にありがたく思います。みんなこれからどんな人生を歩んでいくんだろう?どんな職業に就くんだろう?と考えると、話を聞いてくれた全員に豊かとは言いませんが、楽しい幸せな人生を歩んでいただきたいと思います。幸せは自分の心が決めるもんですからね。
「この中で、自分の将来やりたいことが明確な人は?」と聞くと、44名中3名でした。「その3人は本当に幸せ者ですよ。自分は何がやりたいかがわからない人が大半だと思います。ただ、それは1年後にわかるかもしれないし、10年後かもしれない。でも、やりたいことが見つかったら何歳でもいいから思い切って是非チャレンジしてほしい」と思いますし、そう言いました。
みんなのキラキラした目が印象的でした。
放課後、簿記部を訪問しました。みんな優秀そうな顔をしてました。この高校では、公認会計士を目指している生徒がたくさんいます。将来、また一緒に仕事ができる日がくればうれしいですね。
また、野球部員3名がわざわざ挨拶に来てくれたのには感動しました。すべて、西嶋先生の采配ですが。。。野球部の主将が、「井上先生!お願いがあります!電卓ダンスを教えてください!」と言ったときは笑ってしまいました。「自分、西嶋先生に吹き込まれているやろ!」と言っておきながら、何だかうれしかったです。そう、電卓ダンスはそう簡単には踊れないのです。下準備が必要なのです。でも、爽やかな野球部員3名と話ができて、こちらも初心に帰れた気がします。来年は是非甲子園に行っていただきたいもんです。今年も夏に甲子園に出場した滋賀学園に負けたそうで、それも雨天コールドで流れたゲームでは途中まで4−1で勝ってたそうです。雨さえ降らなければひょっとして甲子園に出ていたかもしれませんね。
これからも、後進育成に関しては「三方よし」の精神で積極的に取り組んでいきたいと思います。
彦根翔陽高校のみなさん、これからもがんばって生きて行ってくださーい!