2009.09.11

東北良いとこ

みなさん、こんばんは。
久しぶりに文書を書かせていただきます。
最近、ブログの更新がないぞと叱られ続けてまいりましたが、非常にバタついておりました。
というのも、先週の水曜日から東北の岩手県に調査の仕事で行っておりまして、関西に戻ってきたのが日曜日の夜の便でした。
もっとも、仕事は土曜日の夕方まででしたが、花巻空港の最終便の時間である19時にギリギリ間に合うかどうかというタイミングで調査先の会社を出ましたので、大阪本社の会社の方と二人、どうせなら東北で泊って行きましょう、ということになりました。
そこで、秋田県と岩手県の県境の観光名所『八幡平(はちまんたい)』の奥にある、『ふけの湯』というところへ行きました。そこは、1703年に開湯された古い温泉で、標高1100メートルにあります。旅館までは、満月の山の中をひたすらレンタカーで走り続け、すれ違う車もまったくなく、30分ほど会社の方と二人で不安な山の中を走っていました。途中で、何やら展望台らしきものがいっぱいあるので、おそらく昼間はすごい景色なんだろうなと思いながらも、夜は真っ暗で何も見えません。
そういうと、岩手は妖怪が有名で、こなきじじいや、カッパなども有名です。秋田県側に入ると、こんどはナマハゲなど、どうも人間世界と違う世界の話が多いですが、それも納得しました。
山の中を走っていると、1100メートルもありますから低い木しか生えておらず、しかもあちこちから硫黄が噴き出しているためか、木々が所々白く枯れていて、今にも妖怪が出てきそうな雰囲気です。ナビに従って走っていたのですが、会社の方が『子供のころ、ナマハゲが怖くて怖くて眠れなかったことを思い出します』とかいうもんですから、一本道なのでほとんど案内の声を出さないナビに、本当に温泉はこっちで合ってるのか?ひょっとして、狐か狸に騙されてるんじゃないか?道端にナマハゲが立ってるんじゃないか?などと思いながら走っていました。
ふと、ナビの画面を見ると、今走っているすぐ横にある沼の名前が『ガマ沼』。
絶対、この辺妖怪おるで!と思いながら、それでもナビを信じて真っ暗な山の中を走り続けました。
『目的地に到着しました』とナビに言われた時、そこには何もなくただ土の広場があるだけでした。
やっぱりか!と動揺していると、横の奥の方に、ほのかに明かりが見えました。細い道を通って行ってみると、なんと旅館がポツンと一つ見えてきました。近づいてみると、何と車が10台ぐらい止まっていて、建物の中に人の姿が見える。久しぶりに人に会って、私も会社の方もうれしくなりました。
7時までが食事の時間でしたが大幅に遅れ、急いでチェックインしました。他の客人はみな年寄りとおばちゃん軍団ばかりで、『若いのが来たわ。へっへっへ』という不気味な笑い声がチェックインの時に聞こえたのがまた妖怪チックでした。
そそくさと、スーツ姿のまま食事をすませ、歩いて2分ほど行く露天風呂へ冷酒を持って行きました。かけ流しの贅沢な露天風呂で、満月を眺めながら会社の方と貸切状態で冷酒を飲む。ここ最近ない、最高の入浴タイムでした。。。
翌日は、朝からもう一度露天風呂すべてに入り、感無量の状態で旅館を出ました。どうせならと、二人で青森の十和田湖と奥入瀬渓流に行きましょうということで、一路青森へ。私は滋賀県人ですので、十和田湖は別にびっくりしませんでしたが、奥入瀬渓流はその美しさに感動しました。ここまで来て良かった!と感じました。ただ、もう少し計画してゆっくり行きたいですけどね・・・
帰りにどうしても、盛岡冷麺を食べたかったのと、花巻東高校の野球部の練習風景を見たかったので、早めに青森を出て花巻空港へ向かいました。
盛岡冷麺は、『ぴょんぴょん舎』という店が、なかなかおいしいと聞いていたので行ってみると、麺がめちゃめちゃうまい!!!
これ、近くにあったらしょっちゅう通ってると思います。JR盛岡駅前2分ぐらいのとこにありますから、盛岡出張のある方はぜひ寄ってみてください。
その後、花巻東高校を検索して行きましたが、日曜日の午後5時半というのもあって、グランドでは練習をしていませんでした。ガッカリしましたが、飛行機の時間も近づいているので諦めて花巻空港へ向かいました。
皆さんも、東北へ行くことがありましたら、ぜひこのコースはお勧めですので、行ってみてください。


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