2010.07.07

第1回 琵琶湖塾

みなさん、こんばんは。
今日は、夜6時30分から8時30分まで琵琶湖塾に行ってきました。過去のブログをお読みの方はご存知かと思いますが、これは、田原総一朗さん(朝まで生テレビの司会者)が滋賀県出身であることから、滋賀県立大学が田原さんを塾長として様々な有名人を読んで講演してもらい、そのあとディスカッションするというものです。
第1回の今日の講演は、田中均さんでした。
田中さんは5年前まで外交官で、海外をあちこち歴任され、実は小泉純一郎首相の時に北朝鮮拉致被害者の日本への帰国を実現させたミスターXなんだそうです。
北朝鮮と交渉すること25回、小泉首相との打ち合わせ80数回を重ねて、あの北朝鮮が突然拉致を認めるという偉業を裏で実行された方で、今まで封印されてきたようです。
その後、退職され東大の客員教授をされ、外交官を20名程度排出しているようです。
外交官に求められるものは、以下の4つだとおっしゃっていました。
1.確信を持つこと(経験に基づく確信)
2.力を持つこと(情報入手、マスコミの利用も大切)
3.大きな絵を描けること(交渉の中で無理だと思っても考える枠を広げれば解決できることが多い)
4.信頼(お金で信頼は無理。とにかく交渉すること)
だそうです。
これは、ビジネスマンにおいても同じことが言えるのではないかと思いました。
印象に残ったのは、海外出張が多い田中さんですが、ヨーロッパに行って国レベルの経済の話をしていると、日本はうらやましいと言われることが多いそうです。
その理由は、日本の周りには中国を含む東アジアという、これから経済規模の大きくなる国が多く、その中で先進国は日本だけであることがうらやましいんだそうです。なぜなら、そういう国が近くにあると、その国の需要が必然的に日本にも及んできて、経済が活性化されることが非常に期待できると。
ヨーロッパではなかなか期待できないことなんだそうで、確かに!と思いました。
そういう視点で物事を見たことがなかったので、自分的には目からウロコでしたね。
ちなみに、田原さんは中東などの原子力開発に日本が弱い点を挙げ、日本の上場企業の社長はなっていない!と怒っていました。
日本の上場会社の社長に共通するのは、
1.確かに社内では力がある。
2.社内で過去失敗していない。
3.お世辞がうまい。世渡り上手。
4.運がいい
会場は、笑いに包まれました。
やはり、田原さんは盛り上げ上手でしたし、
質問も鋭いです。朝まで生テレビそのままでした。
今日は、高阪君(通称きよたん)という高校時代の同級生(一応、会社社長)と一緒に行ったのですが、会場を出るときに、たまたま高校時代の先生(西嶋先生)とお会いし、びっくりしました。
今どき珍しい、熱い先生だけに、次回の研修会後に飲みに行く約束をしました。
次回講師は、8月11日勝間和代さんですので、非常に楽しみです。


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