2011.02.24
同志社産学連携セミナー
みなさん、こんばんは。
昨日の夕方からある方にお誘いいただいて、
表題の産学連携を活用したマネジメントセミナーに出席してきました。
池田泉州銀行さんの梅田ビルの一室で開催されました。
同志社関連の方々を中心に、30〜40名程度で実施されました。
2つのセミナーの後、懇親会がありましたが、非常に勉強になりました。
特に、1つめの戸谷先生のマーケティングのお話は貴重なものでした。
同氏は経済産業省のサービス工学ロードマップの検討委員をされており、
日本のサービス産業は今後こうあるべき!という絵を描いておられる方です。
その中で、ズキっときたのはマーケティングとは何ぞや?という部分です。
セールスとマーケティングの違いについて、講義されていたのですが、
セールス・・・目の前の人に商品を買ってもらうこと。
視点→自社の都合のよい商品を担当者の経験と勘で売りさばくこと。
やるべきこと→作った商品、サービスを大量かつ画期的に『売りさばく』こと。
マーケティング・・・顧客に『欲しい』と思わせて、自分の所まで連れてくる仕組みを作ること。
視点→顧客が何を望んでいるか?
やるべきこと→顧客が望むことを理解し、ビジネスとして実現すること。
セールスはマーケティングに包含される概念であり、マーケティングの一部である。
これを聞いて、私はハッとしました。
私のやっていることは、セールスではないか?
とりあえず目の前の仕事に追われていて、顧客が何を要求しているかといった
マーケティングがしっかりできていないのではないか?
本来、私は創造力を生かして、仕事や遊びをすることが好きです。
結婚式の余興等も、50回以上考えてやってきましたが、常に気にしていたのは、
顧客はだれか?という視点でした。
新郎新婦か、親族・友人などの出席者か。
私の答えは、親族・友人などの出席者が顧客だということです。
なぜなら、披露宴は基本的には新郎新婦が皆さんを招くものですし、出席者が楽しそうに
している姿を見て、新郎新婦は喜ぶもんです。
ですから、新郎新婦ではなく、出席者を喜ばせることが大切です。
次に、出席者の構成を考えます。
親族が多いか、友人が多いか、職場が多いか。
親族が圧倒的であれば、お年寄りが多いでしょうから最近のネタはNG。
こういうときは、時代劇モノに限ります。水戸黄門や子連れ狼など、幅広い年齢層で
好評です。
逆に、若い人が多い場合は、最近のネタを入れてもOKですが、時代劇モノでも
十分に喜んでいただくことは可能です。
大切なことは、出席者みんながわかること。
よく、新郎新婦にしかわからないような出し物や、若い人にしかわからないものがありますが、
顧客を間違えているんですね。
ついつい、結婚式の余興について熱く語ってしまいましたが、
仕事においても同じことです。
顧客が何を望んでいるか、という視点をしっかりもって、
目の前の仕事に追われる、という言い訳を言わないようにしながら、
これからも努力していきたいと思います。
しかし、その後の懇親会も楽しかったですね。
みなさん、パワフルで泉州池田銀行の方々も、本当にお疲れさまでした。
井上 豪