2011.01.27

琵琶湖塾!田原総一郎氏編

みなさん、こんばんは。
今夜は、琵琶湖塾へ行ってきましたが、今夜の講師は
本来であれば、福山哲郎氏(内閣官房副長官)の予定でしたが、
国会開催につき急きょ欠席となってしまいました。
代わりに、田原総一郎塾長が講師となって話をしてくださいました。
さすが、田原さん。
急な代役にも全く動じず、『今日は何の話をしようかと思ったのですが、
リーダーについてお話したいと思います』
ってな感じで、そこからダーーーーーーーーっと、あの口調で延々1時間ほど
しゃべりっぱなし。76歳とは思えないパワーでした。
ちなみに、滋賀県の彦根市出身で、彦根東高校卒業です。
しかしまあ、田原さんの話はさすがと思わせる説得力でした。
データの数値をきっちり示しながら、あらゆる視点から広い話をたくさんして
くださいました。
主に、政治の話でしたが、非常にわかりやすく説明してくださいました。
前総理の鳩山さんは、根拠のない夢(普天間基地の移転を含む)を語って、
何も実現せず国民を裏切って、さんざん酷評された。
菅さんは逆に、それが怖いから何も言わないし、何もしない。
すっから菅だと。
あまりに何もしないと怒られるので、消費税10%なんて話をしたら、
みんなに怒られたのですぐに取り下げた。結局何もしていないと。
その他にも、話は経済や産業構造、TPPなど幅広かったです。
5〜6年後には、中国のホワイトカラーの人件費は日本の賃金と同水準になる。
そうすれば、日本の商品もどんどん中国に輸出できる。そうなったときに、
中国国内製品に勝とうとすれば、品質が大切だ。だから、日本品質という
ブランドをしっかり構築しておけば、日本の農作物を中国に売れる時代が来る。
だから、TPPは中期的には恐れる必要はないだろうと。
講義の後のディスカッションで、ある人が、
『子供には今後どういう職業が良いと説明すればよいですか?』
という質問を田原さんにしました。
田原さんの答えは、
『大切なことは2点ある。これからは終身雇用はなくなる。だから、会計とか医者とか、
何かの資格をとったり何かのプロになっておくことがいい。
それから、もう1つは仕事をする上において、「三方よし」の精神をもって仕事をすることが
大切だ』
とおっしゃいました。
まさに、エアーズではないか!!!と心の中でガッツポーズでした。
エアーズでは、ホームページにも会社の玄関にも『三方よし』が飾ってあります。
さらに、驚いたのは、田原さんが以下の事を言われた時です。
『三方よしとは、近江商人の言葉で、買い手よし、世間よし、売り手よしのことです。
買い手が喜び、買い手の集まりとも言える世間が喜び、それによって売り手もうれしい。
こういう気持ちで仕事をすることが大切だ』
私が驚いたのは、三方よしの意味する言葉の順番です。
エアーズでも経営理念として掲げているこの『三方よし』ですが、
通常(教科書的に)は、『売り手よし、買い手よし、世間よし』の順番です。
しかし、田原さんの言い方は、
『買い手よし、世間よし、売り手よし』でした。
『売り手よし』からではなく『買い手よし』から始まる点、また、最後に『売り手よし』と
おっしゃった点、なるほどなーと思いました。。。売り手は最後かと。。
田原流の三方よしを、今後エアーズでも取り入れていきたいと思います。
井上 豪


CONTACTお問い合わせ

PAGE TOP