2011.06.26

感激!

みなさん、こんばんは。
数日前、自宅近くの京都の高級料亭?『すき屋』(牛丼店)のカウンターにて
夕食を食べていたところ、向かい側にあるテーブル席で牛皿定食を食べている
初老らしき金髪の外国人3名を見ました。
男性2名、女性1名でいずれも60歳すぎといったところでしょうか。
せっかく京都に旅行に来ているのだから、すき屋さんには失礼ですが、
おそらく悠々自適の生活をされているでしょうし、もうちょっと京都らしい
重みのある所で食事されたらいいのに、と思って見ていました。
3人が食事を終えて、そろそろ行こうかと立ちあがり、レジにてお支払いを
されるころ、私も食べ終えてレジに向かっていました。
日本語がしゃべれないからか、レジで3人のうち最初の方に少し時間が
かかっていましたが、私は3人の後ろに並んでいました。
どうも、3人バラバラで清算していて、みんな確か480円ぐらいのものを
食べていました。私が大盛りの定食600円ぐらいのを食べていましたから、
体が大きい方達のわりに小食だなー、節約旅行をしているのかなーと
思って見ていますと、その先頭の方が1,000円札を出して520円を受け取り、
そのおつりを何と全額『東日本大震災募金』と書かれたレジの横にある募金箱に
入れました。
すると、その次の女性も1,000円出してお釣り520円を募金箱へ。
最後の方も、そうされました。
お金を節約するためにすき屋で食事をしているのかと思っていましたが、
自分が食事をしたお金よりも大きな金額を寄付して行かれることに、非常に
感激いたしました。体も大きな方達ばかりですが、あえて自分の食べる分を
減らして、寄付する金額を増やしたとも考えられますし、原発事故の収拾がついて
いない状況の危険な日本へ敢えて旅行に来て、元気づけてくれている。
そう思うと、日本人である我々がもっとしっかりし、政治を批判しているだけではなく、
自分にできる最善の支援を継続していく必要があります。
私自身は、岩手県宮古市に継続的に連絡をとって支援を検討していますが、
今後は物資ではなく、別の形での支援をしたいと思っています。それは、会計士として
東北を支援していくことであり、雇用の創出につながる支援を企画したいと
考えています。
最近、夜のニュース番組を見ていて、腹立たしくなっています。
それは、古館さん達を筆頭に、政治家の批判をすれば視聴者から好感が得られると
勘違いして、偉そうに政治家を批判している姿を見たときです。
そういうあなたが、毎日福島でテレビ撮影し、生活して安全性をアピールすればいい。
政治家もテレビキャスターも同じです。
外国人の方々の行動力に感激し、すき屋を出て信号待ちしていた3人に思わず、
『THANK YOU FOR JAPAN』と言って握手しました。3人は、最初意味がわからん
顔をしてましたが、すき屋を指さすと理解したようで、よくわからん英語を話してきました。
しまった!と思いましたが、信号が変わりバイバイしました。ふ〜。
それにしても、あの行動力、見習わねばなりませんね。
井上 豪


CONTACTお問い合わせ

PAGE TOP