2011.04.01

復興支援 今夜出発

みなさん、こんにちは。
急な話ですが、今夜から岩手県宮古市の某工場に向けて、
復興支援のための救援物資を届けにいきます。
津波100メートル手前で助かった工場で、私の関係している先です。
従業員の半数近くは家が流され、工場に寝泊まりしている方もいらっしゃいます。
先週日曜日に現地の方に一般道が通れることになったと聞き、決断したしだいです。
阪神大震災の時も行きましたが、自分的には今までよく我慢した方です。
ただ、行くと決めてから、この1週間多くの困難がありました。
まず、トラックのチャーター。引っ越し時期とも重なり、なかなか空きの
トラックがなく、またあったとしても、関東や東北方面に対しては貸せないと。
燃料の問題や放射能?の問題があるからでしょうか。
そこで、マツダに勤める高校時代の野球部の先輩にお願いしてみると、
なんと奇跡的に箱型の2トントラック1台空きが出たと。金曜夜から日曜夜まで
すぐ予約させていただきました。しかも値段も復興支援ということでお安くしていただきました。感謝感謝です。
次に燃料の問題です。現地は燃料が不足している状態です。しかも、2トントラックは、
燃費が悪く、リッター5キロぐらいらしい。とすると、単純計算で片道220リットルの軽油がいる。どうやって帰りの分の燃料を補給するか?持っていくか?ドラム缶がいいか、ポリ缶がいいか?
これらの問題も何とか解決し、やれやれ。
次に、運転手ですが、当初私ともう一人TN君(西村智明)と二人で行く予定でしたが、
片道1,100キロ、ナビ上では所要片道16時間。2日間徹夜で運転して、帰ってこれるか?
しかも、TN君は日曜日夜から夜勤の仕事。。。私はいいですが、3日徹夜は彼がしんど
すぎるし、帰宅をあせって事故をしてしまうと、最悪の結果になる。事故るぐらいなら、
行かない方がましだということになります。
そこで、昨日急きょ、和田くん(税理士)、山野さん(薬剤師)、和田君のいとこ、
前川さん(管理栄養士)の力強いお言葉を得て、2台6名体制を組むことができました。
2名運転、2名話相手、2名睡眠というローテーションです。
車は何とかディーゼル車のハイエースを和田君のいとこが提供してくれることになりました。
これまた、感謝感謝です。
そして、肝心の物資ですが、急な呼びかけにも関わらず、大変多くの方に物資を送って
いただいております。
現地の方に聞いてみますと、いくらでも欲しいものとして、
1.ウェットティッシュ
2.ホッカイロ
3.固形石鹸
4.ハンドソープ
5.マスク
その他、あるとうれしいものとして、
6.シャンプー、リンス
7.ひげそり、ひげそり用の泡
8.歯ブラシ、チューブ
9.ボディソープ
10.マットレス
などが挙げられました。
これをエアーズ関係者、地元野球部、会計士仲間、小中高の同級生、親戚などに
メールにて送付して募集したところ、ものすごい量が集まってきました。
昨日時点で、すでに50名以上の個人や法人様に支援をいただき、トラックとハイエースに
乗るかどうかといった状況になってきました。
物資は、持参はエアーズの事務所、宅配は私の姉の自宅、そして今夜8時にJR大津京駅前ロータリーにて受け付けております。
今回は、近江牛10キロ、近江鶏10キロを持っていき、現地でバーベキューをしてふるまう
予定です。カップラーメン等の食事しかしていないとのことで、少しでも元気が出ればと
思います。
応援旗を作成し、『がんばれ東北!がんばれ宮古!』の文字を入れ、みんなの寄せ書きも
作っています。この旗をトラックに巻きつけて、行ってきたいと思います。
今日は早めに業務を切り上げさせていただき、今、滋賀へ向かう電車の中ですが、
一緒に行っていただくメンバーのみんなが事故なく無事に帰ってくれることを願っています。
この1週間、多方面にてご協力してくださった皆さんに、心より感謝申し上げます。
井上 豪


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