2011.03.24

東京出張 〜震災の影響〜

みなさん、こんばんは。
今日は、震災後はじめて東京へ出張してきました。
ただいま、帰りの新幹線ですが、何と午後7時13分に出発した
新幹線ののぞみ号指定席が何とガラガラ・・・
本来であれば、一番込み合う時間帯ですが、大震災の影響で
出張者が極端に減っているようで、信じられない光景になっています。
現在乗っている車両には、東京駅発の時点で何と乗客5名。。。
5名×18列の1車両90名の定員のうち、5名のみとは驚きで、
JR西日本のこだまのグリーン車かと思わせる光景になっています。
朝、東京は御徒町のコンビニへ入ってみると、水がない、電池がない、
カップ麺もほとんどない、その他全体的にガラーーンとした感じでした。
東京駅も電気を半分消しているのか暗く、街のコンビニなどの店も
節電のため薄暗い照明になっており、営業しているのか否かパッと見ても
判断できない状況です。
街に歩いている人たちは、関西人が思っているほど、放射能を気にしていないのか、
マスクなどで放射能の内部被ばくを避けようか、というような方は思ったほど多くなかった
様な気がします。
こうなったら、なるようになると言った感じですかね。
東京の方にお話を聞いてますと、計画停電が結構大変だそうで、
信号も消えてしまうので、夜帰宅していると違う街に迷い込んだような気分
になるそうです。町全体が暗い夜は異様な雰囲気だそうで、懐中電灯のありがたさや
ラジオのありがたさが身にしみるそうです。
珍しい光景に、夜真っ暗な街中を自転車で走っていると、自宅周辺にもかかわらず、
迷子になってしまったという方もいました。それぐらい、町全体が真っ暗だと雰囲気が
変わってしまうんですね。
冷蔵庫も停電になると冷えなくなるため、氷は溶けるし、暖房は効かないし、
オール電化の家庭は熱が使えないので特に大変だとか。オール電化住宅は今後、
販売の低迷が予想されますね。
やはり家庭内のエネルギーは、ある程度分散しておく方がリスクヘッジになります。
電気、ガス、灯油、電池、ライター、マッチなど。
何十年かぶりに灯油ストーブを出してあったまっているという方もいました。
そんな中、特に威力を発揮しているのがソーラー住宅。
停電の中、これでもか!と言わんばかりに自慢げに輝いているようです。
今後、一気に人気が出るんでしょうね。
自分で使用する電気はできるだけ自家発電し、原子力発電の比率を下げていくような
社会が今後期待されます。
井上 豪


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