2011.08.29
富士山登山報告
みなさん、こんばんは。
この土日は、いよいよ富士山登頂チャレンジとなりました。
大人4名、子供2名(小学5年)によるツアーガイド付き登山と
なりました。
知人4名+姪っ子+その仲良し友達という組み合わせです。
行程は、
土曜朝8時40分JR京都駅集合で、バスにて富士山五合目へ出発。
47名のツアーバスで、行きはみんなギャーギャーと大はしゃぎ。
高速にて3回休憩をはさみ、午後5時頃富士山5合目着。
すでに標高2,000メートルを超えており、肌寒い。
着替えをして、午後5時30分ごろ登山開始。
まー、色々とトラブルがありました。
いきなり、帽子をなくした人、
デジカメを岩の上に落として壊した私、
おでこに装着する夜間登山用の照明をなくした姪っ子・・・
おかげで、私は照明なしで前後の人の灯りを頼って、
岩場を登ることになりました。。。
7合目から8合目が岩場続きで一番しんどいですね。おまけに、
照明がないですから、何回か足をくじきました。。。
6合目、7合目をクリアしましたが、3,000メートル手前辺りから、
子供一人が高山病になり、かばんを持ってあげましたが、
午後11時に8合目の山小屋(3,200メートル)に到着した時には、
完全にアウトの状態でした。登山開始からすでに5時間半が経過していました。
かわいそうに、ふらふらの状態で8合目に到着して、息苦しいと言って、
すぐに吐いてしまいました。子供ながらに、山小屋までは意識もうろうの中、
がんばったんでしょうね。本当に、えらいと思いました。
高山病は、酸素や気圧が地上と大きく違うことから、体が順応できずに、
頭痛がおこったり、吐き気がしたり、めまいがしたり、ひどくなると吐いて
しまいます。もっとひどくなると、肺に水がたまって肺水腫という病気で死んで
しまうこともあります。
昔チベットに行った時、私も高山病になったことがあり、危険なことは理解して
いましたので、子供1名の登頂を8合目で断念させることにしました。
私も右肩甲骨の痛みがあったことと、主催であることから、一緒に8合目に残ることとし、
残り4名で仮眠後の午前2時から登頂をお願いしました。
私と子供1名は、山小屋で朝5時まで過ごし、ご来光を見てから、一緒に下山しようと
いう計画です。
ところが、『がんばっておいでよー』と見送って間もなく、山小屋にいると、
姪っ子とK氏が帰ってきました。どうしたのかと聞くと、姪っ子が次の山小屋辺りで
しんどくなって下山してきました。K氏はそれに付き合うという形でしたが、
K氏も実は高山病にかかっていたようで、頭が痛いと言っていました。
戻ってきてから、姪っ子はすぐにスースー寝てましたが、K氏は気分が悪そうで、
ゲボゲボとゲップをして苦しそうだったので、『あのまま登頂目指してたら大変なことに
なってたな』と、姪っ子が救世主扱いとなりました。
仲良し友達が下山してきてくれたのに、最初にアウトになった子は、すでにスースー
寝ていて、朝方ご来光で起きる時まで知りませんでした。
朝5時に起きた時、隣に姪っ子が寝ているのを見て、どれだけ驚いていたことか・・・
ご来光は、何と登頂した2名は見えなかったそうですが、8合目の山小屋からは、
雲の合間からすごくきれいに見えました!!!
普段の行いが出たといいますか、最高のご来光でした!
山頂までは、8合目の山小屋を朝2時に出発して、4時半ごろ登頂したそうですが、
非常に山頂付近が混雑していて、急きょルートを変更し、下山ルートを逆走して
無事ご来光の時間までに登頂できたそうです。
でも、ご来光が見えなかったら、残念ですねーーーーーーーーーー。
負け惜しみでは、ありませんよ。
ちなみに、山頂は携帯電話が圏外のようです。
下山は、噂には聞いていましたが、きつかったです。
ガイドさんによると、登り3、下り7の力配分だそうですが、初めての者にとっては、
調整のしようがありませんでした。。。
山小屋組の4名は、朝の5時半ごろから、山小屋を降りて行きましたが、
途中で登頂組2名と合流し、最後は6名で5合目まで無事下山することが
できました。
良かった良かった。。。
やはり、ケガ人が出てしまうことが一番心配していましたが、
全員、ケガなく下山できたことが何よりでした。
帰りは、ツアーバスが温泉に寄ってくれ、温泉に入った後、昼食を食べ
(最高のビールももちろん!)
午後1時半ごろに温泉を出発しました。
午後8時に京都駅バスターミナル着の予定でしたが、途中の名神で事故渋滞に
遭遇し、着いたのが午後10時前だったと思います。
数人でラーメンを食べ、帰宅して風呂に入り、ラブ(ロート製薬の軟膏)をぬって、
12時半ごろバタンキューでした。
また、必ずリベンジしたいと思います!
井上 豪