2012.05.30
最近のご老人
みなさん、こんばんは。
私は、喫茶店が大好きで、仕事の移動中に少しでも時間があれば、
喫茶店に立ち寄ることが多いです。
今日も、朝からなんばのお客様へ行っていましたが、午後から京都
会社様へ移動する際、先方都合で急きょ空き時間ができ、
短い間でしたが、駅の近くのスターバックスに行っておりました。
パソコンを開けてカチャカチャやっておりますと、隣のテーブルに
年のころ70歳〜80歳といった白髪の男女が座りました。
この年でスタバに入ってお茶するとは、なかなか行けてる老夫婦だと
思っておりましたら、どうも夫婦ではなく友達同士らしく、お互いに敬語で
話をしている。
お茶のみ仲間かと思っておりましたが、大きな声で話をしている内容を
聞いて愕然としました。
何と、スマホの使い方をお爺さんがお婆さんに教えているのです。
アプリがどうのとか、コピーアンドペーストがどうのとか、ダウンロードがどうの
とか・・・
もっと驚いたのは、お婆さんがその話に結構ついていっていることです。
どうも、二人はメル友のようで、普段はメールのやりとりだけをしていたが、
今日初めて会ったという雰囲気でした。
若者が同じことをやっていると、出会い系で知り合ったようなあまり良い印象を
持ちませんが、もう80歳を迎えようかというご老人同士がメールで知り合い、
実際に出会い、生き甲斐が増える。
何と、すばらしいことでしょうか。
じっと家でテレビを見ていることを思えば、天と地の差です。
よく考えれば寝たきりでもメールはできるし、手を動かすことでリハビリにもなる。
携帯やスマホは、5年後には老人の生き甲斐を生み出す重要なツールになっていく可能性が
高いでしょうね。あの人に会うために、早く歩けるようになりたいとリハビリを
がんばることで、脳は活性化され、医療費抑制につながる。
定年しても畑を耕すような時代ではなくなった今、晩年の人生を別の形でやりがいとコ
ミュニティを生み出してくれる重要なツールになっていくのでしょうね。
井上 豪