2023.03.20
春にやりたいこと
ポカポカ陽気に春が来たなと感じる今日この頃。春といえば出会いと別れの季節です。ウキウキワクワクもしますが、同時に花粉と格闘する季節ですね。今年は目がたまらなく痒いです。スギとヒノキと・・・あと最近バナナアレルギーを自覚しました。食べたらすぐに腹痛と吐き気に見舞われます。大人になってから突然訪れるアレルギー症状には認めたくない気持ちもあります。でも、大事に至らないように自覚することが大事ですね。
さて、辛い話はそれくらいにして、ウキウキの春に今年は食器を新調しようと思っております。どんな器がいいかな~と探すのが最近の至福の時です。
砥部焼の陶彩窯の器が可愛くて大好きで、中でもみかん灰釉の器、いっちんの器が可愛くてとても惹かれます。少し気合を入れたお値段ですので、大人買いができないのですが、少しずつ揃えたいなと思います。昨年はいっちんの器シリーズのお茶碗を手に入れました。(添付している写真の器です。)軽くて手に持った感じも馴染良く、大きさも少し小さめでちょうどいいです。このお茶碗は器の中まで花柄がかかれており、盛り上がった線で手書きされた花柄が可愛くて、どこの角度から見ても触っても可愛いです。毎日の食事が少し楽しくなります。
みかんの灰釉の器の写真はないのですが、こちらのシリーズも綺麗な緑の釉薬がとても美しいです。この釉薬は一生を終えたみかんの木の灰から作られているそうです。みかんの木が形を変えて器となっているところも地球にやさしくて今の時代にもあっていますね。こうやって書いていると、少し遠いですがやはり陶彩窯の器を買いに行こうかなと思います。
話が少しそれますが、以前チケットを頂いたご縁もあり、大阪市立東洋陶磁美術館には何度か足を運んだことがあります。(現在はリニューアルのため長期休館しております。)企画展をメインに見に行くのですが、常設展にも珍しい陶磁器があり、そちらも充実しております。チケットをくださった方に「鼻煙壺」について熱く語って頂きました。こちらは常設展に展示されており、嗅(か)ぎタバコを入れておく、蓋つきの小さな壺のことだそうです。その姿形には確かに惹かれるものがありました。「鼻煙壺」をはじめ、こんな器を昔は使用していたんだなぁ、と歴史を感じることができます。
このように、美術館に飾られるような価値のある器の色合いと、曲線美を眺めるのが私の好きな時間の一つです。そういった美術館のゆったりとした空間にいるのは素敵な癒しの時間となりますので、ご興味がある方はリニューアル後、是非足を運んでみてください。
ということで、題目に話を戻しまして、今春は食器を手に入れるべく、好きな窯元に足を運んでみようと思います。春はお得に器が手に入る陶器まつりが多いのでそちらにも行ってみたいなと思っております。