2020.10.13
西芳寺
先日、緑に囲まれたいという思いから、苔の綺麗な京都の西芳寺に行ってきました。事前申し込みが必要なため、人数制限がされており、思う存分森林浴を楽しみました。
着いて早々、前々から興味のあった写経をし、心を無にして取り組みました。自然の音が心地よく、一心に文字を書いてリラックスし、こんな時間もたまには必要だと思いました。
そして一番の目的のお庭へ。庭の入り口をくぐると、もののけ姫の世界が広がっていて、神秘的でこんな贅沢な空間があるんだと感動しました。人がいないので緑の独り占めを味わえます。西芳寺にある苔の種類は30種類以上あるらしく、種類の違う苔を探してみましたが、私には3、4種類しか違いはわかりませんでした。苔ってあまり意識したことがなかったのですが、一面の苔は本当にきれいです。
西芳寺は、千利休が豊臣秀吉より切腹を命じられた時、一時隠れ家として利用したと言われてます。また、明治維新の際には岩倉具視がここに隠れ、幕府の難を逃れました。隠れ家・・・なるほど。追われていてもきれいな庭が心を穏やかにしてくれそうです。千利休の次男、千少庵により建立されたお茶室もあります。お茶室で庭を眺めながら点てるお茶もいいですけど、こんなきれいな苔のお庭だったら野点も絵になるんだろうなぁと思います。「こんな庭の家に住んでみたいねぇ。」と心豊かな生活に思いを馳せ、ふと我に返り「手入れが大変だよねぇ・・・。」と現実に引き戻されます。やっぱりたまに来るからいいのでしょうね。
とーってもリラックス&リフレッシュして、いい休日でした。
写真は苔寺のお庭とおやつの時間に食べた和栗専門 紗織のモンブランソフトクリームです。
ばた子