2022.01.28
貞観政要~中国の帝王学最高傑作~唐 第2代皇帝 李世民
なんか、めっちゃ突き刺さりました・・・こんなことが書いてありました。
疑問:
Q1.なぜ名君はいずれ暴君になって滅んでいったのか。
Q2.なぜ人はトップに立つと暴君になるのか。
それは以下を「実践できなかった」からだと言われています。
①トップになるまでとなってからのやることは違うことを認識すること。
皇帝(社長)になるまでは攻め、皇帝(社長)になってから)守り
②大事なのはトップになってからの守成であること。
皇帝(社長)になってどうやっておさめていくかを考え実践していくことが最重要。
③仲間や部下の忠告を受け止めること。
トップになった人間には言いにくくなる。
昔は言ったら左遷、首、昔なら死罪。→これがいままでにしてきた「実績の罠」。
できたことを「イキっている!」。
④諫言・(かんげん・・・諫めてくれる言葉)を受け付けること。
聞き方 : 兼聴(7人に聞け!一人から聞くのはヤバイ)
⇔反対語:偏信(1人だけに聞くこと)
つまり、英雄・名君は「兼聴」、暗君・暴君は「偏信」であったと歴史が言っています。
Ex)「あなたの上司が織田信長」言える?言えないでしょ。だって殺されるもん。本心は言えない。
でも、不満が膨らみ家臣の謀反に倒れた。
(現代であれば「そして有能な人物は消え、〇〇しかいなくなった。」みたいな)
⑤ 人のことを思う気持ちを持続すること
ほとんどの暴君は序盤は名君だと言われている。
最初はきっちりしている。でもダンダン変わっていく。傲慢になっていく。
人は何度でも天狗になれる・・・私もそうでした!大手企業担当の時、責任者になった時・・・イキっていました(恥ずかし!)
⑥ 三つの鏡を持つこと
1)身だしなみの鏡(身なり)
2)歴史の鏡(愚者は過去に学び賢者は歴史に学ぶ)
3)人の鏡(言ってもらうことで修正する)
⑦ 有能な人材を選ぶこと
1)時代から選ぶ。(その時代が有する人材でやっていく。)
誰一人過去や未来から人材は呼べない。今の世に必ず人材はいる。
2) 能力があり駄目だしをしてくれる人を選ぶ。
Ex)李世民は有能で忠誠心がある敵軍の副官だった魏徴、王桂を部下にした。
⑧ 環境づくりを常に意識すること
1)勇気(言ってくれる勇気)を称える
2)信頼、安全を保障する。✕威圧、不機嫌、処刑
⇒笑顔、駄目だしされたら「ありがとう」
・・・そこで!自分に問います。
あなたはできますか?できていますか?そんなの関係ないですか?
人からの忠告で身を正せますか?やり方を変えられますか?
→秦の始皇帝、隋の煬帝はできなかった。それまでのやり方を貫いて滅びた。
(なる前となった後)乱世と平和ではやることが違う。同じことをやれば滅亡する。
あ~長いひとりごと・・・になってしまいました。