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船戸明の公会計改革「待ってくれ!」

表現の自由

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こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

日本国憲法第21条。

〔集会、結社及び表現の自由と通信秘密の保護〕
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 表現の自由を揺るがし、まさに検閲が行なわれてしまったのが、
 愛知県で行なわれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。

 その企画展「表現の不自由展・その後」で展示された
 従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」は、
 官邸や名古屋市長の圧力、ガソリン缶を持っていくという脅迫などもあり、
 企画展そのものが中止となってしまいました。

 河村たかし名古屋市長は、
「どう考えても日本人の、国民の心を踏みにじるもの。いかんと思う」
 と言ったのだとか(2日、ハフィントンポスト)。

 一連の動きについて、
 映画監督の深田晃司さんがツイッターでコメントされました。

「「日本国民の心を踏みにじる」と言うけど、日本国民を勝手に想定しないで欲しい。展示を支持する自分も日本国民であるし、ひいては展示の可否に美学的政治的な「良し悪し」は関係なく、そこは自由に批評されれば良いし、感想を言い合えばいい。それがなされるためにも展示され続ける必要がある。」

 そして、各国の事情も紹介されました。

「英国では「文化行政において芸術の自由と独立性を保つための「arm’s length(アームズ・レングス)の法則」と呼ばれ,現在の文化行政も芸術と行政が一定の距離を保ち,援助を受けながら,しかも表現の自由と独立性を維持する,という法則に基づいて」行われている。」

「フランスではサルコジ政権を批判する作品を政権への忖度で撤去した美術館の館長が市民の抗議デモに合い更迭された。韓国の映画界では「多様性映画」という支援事業における助成金の条件のひとつには、「商業映画の外で文化的・社会的・政治的イシューを扱う映画」という項目がわざわざある。」
 
 
 私が「いかんと思う」のは、
 自分の考えにそぐわない意見や表現を排除しようとする、
 トップの度量の小ささです。

 政権が変われば、
 言い訳する大人が大量に出てくるはず。
 本当に、恥ずかしい限りです。

 もう1つ、根本的なところで、
 自分たちは加害者だ、という前提すら崩れているのではないでしょうか。

 私たちは、
 先進国で、民主主義国家に住んでいると思っていますが、
 本当でしょうか。

 作家、高橋源一郎さんのつぶやき(ツイッター)。

「結局、この国は戦前からほとんど変わっていないのかもしれない。ぼくのこの考えが間違っているといいのに、と思う。ほんとうに。」
 
 
 無関心が、諸悪の根源だと私は思います。
 大人の責任として、社会に、過去に、将来に、関心を持つこと。

 働き方改革だって、
 何も消費のための話ではなく、
 本来持つべき社会への関心を取り戻すためのものでしょう。

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