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船戸明の公会計改革「待ってくれ!」

現場の踏ん張り

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こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 自治体で、現場の方々の話を聞く機会がよくあります。

 当たり前ですが、皆さん必死。世間的には何かといえば「公務員が…」と言われがちですが、自身の仕事に真面目に向き合っている方が大半です。

 そんな現場の方の思いを踏みにじる発言が、また大阪市でありました。

「大阪市の吉村洋文市長は2日、来年度以降の全国学力調査の結果を、校長や教員の人事評価とボーナスの額に反映させる意向を明らかにした。具体的な仕組みは今後、市教育委員会と協議するという」(2日、朝日新聞デジタル)。

 学力テストは毎年実施され、昨年から政令指定都市毎の結果が公表されています。大阪市は、2年連続最下位。

 市長は記者会見でこう言ったのだとか。

「非常に残念だ。最下位であることに、僕が納得できる理由がない。教員の意識が変われば結果は出ると思う。市長の予算権をフルに使って意識改革したい」(同)。

 どこから突っ込んでいいのか分からないくらい、無茶苦茶です。

 教員の意識?
 それがボーナスで変わる?
 維新市政の結果が最下位なんでしょ?
 その責任は?

 市長は納得できなくても、私など、「ああ、やっぱりね」とかなり納得しています。
 
 
 保護者対応。
 膨大な事務対応。

 そんなあれこれに追われながらも、現場の先生や教育関係者は子どもの教育への意識をギリギリで維持しているように感じます。

 そんな現場に手を差し伸べるのではなく、結果が出なければボーナスの額に反映するという鞭を打つ。

 その無神経さが大阪市の教育を破壊しつつある。そのことをいくらなんでもそろそろ自覚したほうがいいのではないでしょうか。

カテゴリー:船戸明の公会計改革「待ってくれ!」, 公会計あれこれ