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船戸明の公会計改革「待ってくれ!」

監査結果の報道

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こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 9月27日、毎日放送(MBS)が「「森友小」審査基準“該当”判断に疑問 監査結果」というニュースを報じました。

【事実】
「2014年10月に森友学園から小学校認可申請書を提出されたことを受け、大阪府の私学課は校舎の建設予定地が借地であったものの、「将来的に自己所有になると見込まれる」などとして、府の基準に適合すると判断して審査を受け付けました」。

【監査】
「これについて、府の監査委員は審査基準に該当するかは疑問が残るとし、審査を受け付ける判断に至った過程が文書で残っておらず、不明瞭だと指摘しました。そして、今後は意思決定の経緯を記録するよう求めました」。

 内容はともかく、監査委員の仕事の範囲に、他人事とは思えない緊張感を覚えました。

 大阪府のホームページ(こちら)によれば、今回の監査は年に1回以上行なわれる「定期監査」。根拠条文は地方税法第199条第1項、第4項です。その中で教育庁私学課も監査対象部署となっており、ホームページでは意見書まですべて公表されています。上記問題については、次の記述がありました。

【検出事項】
「学校法人森友学園の小学校設置認可案件において、借地である校舎敷地を自己所有とみなして審査基準に適合するとの判断を行っているが、当時の審査基準の文言に該当するとは直ちに読み取れない。
 また、その経緯も含めた意思決定に至る過程について文書を作成していなかったため、事務、事業の実績を合理的に跡付け、又は検証することに支障が生じた」。

【改善を求める事項(意見)】
「審査基準等の運用に当たっては、平成29年8月10日に改正された大阪府教育委員会行政文書管理規則に基づき意思決定に至る文書を作成されたい。
 また、審査基準等の解釈及び運用に係る判断については、十分な根拠に基づいて行われたい」。

 テーマ(対象部署)の選定はどのように行なわれたのか。
 意見公表にあたり、どのような内部調整が行なわれたのか。

 興味は尽きないところですが、興味に終わらせないよう、緊張感を持って仕事をしたいと思います。

カテゴリー:船戸明の公会計改革「待ってくれ!」, 公会計あれこれ